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地震予知の可能性を探る

地震を予知出来ないか?という試みは随分昔から研究されてきたものの、これといって確実な予知技術はまだ発見されていないのが現実。特にこの地震列島日本の科学技術の粋をもってしても公的には「地震は予知出来ない」として諦めてしまったという事実もある。いわゆる地震予知連絡会。地震予知という割にはなさけなや。
 しかしながら世の中にはこの分野に果敢にチャレンジしているかたがたもいる。そういったwebサイトを紹介しようと思います。ただし、この選択には相当個人の趣味が入っているため、これが全てと思わないでおいてくださいな。

地震予知というと、地震が自然現象であるために、天気予報に似ていると思ったほうが良い。特に天気予報で災害にかかわる物はたとえば台風等があるが、現代の日本でも台風の進路はおおむね予測出来ても本当の事は通過してみるまでわからない。丁度911テロの裏側では2週間もの間沖縄上空に台風が停滞したというトンでもない事態も起きていたことがあり、時に人知を超えた動きをする。こうなると100%の予知は難しい。だが、そう入っても大半のケース2~3日以内で動きを当てているのが現状。地震予知もそれぐらいになれば良いのでしょうね。実際にはそんなことは出来ていないし、天気予報並みに外れる。もっとも明治時代に天気予報が始まった頃は「天気予報と3回唱えると食べ物にあたらない」とまで言われるほど外れたそうです。当時は気圧計が日本に4箇所だけ、それで予報しようってんですから、まぁ、しょうがないのでしょうが。でも、ある意味地震予知にも似たような状況があるのかもしれません。

まず、地震が来たらあわててこのサイトをチェックしてみましょう。およそ地震を感じて数秒以内には震源地を特定して載せてくれているのが、この防災技研のHI-NETです。ちなみに先日の北朝鮮の地震波を捉えたとして発表していたのもここ。ただしこの期間、なぜかHI-NETの詳細振動記録が見れなかったとうおまけつきであります。
http://www.hinet.bosai.go.jp/

最近話題なのは先ごろ来年ぐらいから実用化されるといわれている地震直前予報システム。こいつは正直なところ、一般市民には崩れない家にいるときに数秒後の地震に対する備えをさせる以外の役には立ちそうにない。まぁ、公共の電車とか医療設備とか工場のライン等には有効だろうけど。また直下型地震にも役に立ちそうに無い。システム価格6万円から8万円ぐらいだそうなので、買ってしまう気がするけどね。ここまでは番外編。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0501/14/news066.html

では地震予知方法として大きな分類をしてみましょう。大きくは
  1.宏観異常現象
  2.電磁波ノイズ測定
  3.大気イオン測定
  4.その他

1.宏観異常現象
地震の直前には鳥の姿がまったく無かっただとか、ヤギの姿がなかっただとか、ゴキブリが大量発生していたとか、夜中に鳥が狂ったように鳴いていたとか、卵が全部黄身2つになっていたとか、いわゆる前兆現象を総称して宏観異常(こうかんいじょう)と呼ぶのです。いわゆる地震雲もこの研究のひとつ。なまずもそうですね。

地震は花崗岩層が破壊される際に強力な電磁波を発するのではないかといわれております。事実花崗岩に圧力を加えて壊すと結構強い電磁波が出るようです。したがって、この電磁波によって色々な現象が起きるといわれますが、阪神淡路の時は例えばインターホンがジージー鳴っていたとか、冷蔵庫がうなっていたとかそういう現象も記録されているようです。

宏観異常については掲示板で書き込む方式の情報収集が最近はよく行われています。例えば
http://www.progoo.com/rental/normal_bbs/bbs.php?pid=11087

もしくはhttp://www1.e-pisco.jp/maspa/view/infoview.aspとか。

ただし、宏観異常ってのはなんでも通常でなさそうな事象が全て、みたいなところがありますので、本当の意味での情報を読み取るのが非常に難しい。例えば、パソコンのマウスが飛んだとかそんなことも書かれているけど、パソコンがうまくあがらないとかインターネットが繋がらないとか、そんなことは地震前兆ではない。後は耳鳴りを感じるとか圧迫感を覚えるとか言うのもあるけど、こういうのはあったている場合もありうるが、あまりに主観性を欠いてしまって研究対象にはなりずらい。(自分自身高校ぐらいの頃は耳鳴りがくると24時間以内に地震が来るということがあったが、最近はさっぱり。)

中国では1975年の海城地震の予測に成功しており、その後何度も試みられたがその後うまくいったことが無い。なかなかこの方法は難しい。何故なら定量的な基準がとりずらいし、必ずしも体系的に同じ地域から情報が集めづらいという事情もあるからでしょう。
そうはいうものの中越地震の直前3日前の夕暮れというのはものすごい赤色(俗に言う赤焼けで)何か起きそうな気配が否が応でも感じることになりました。まぁ、あくまでも、参考というところかな。

2.電磁波ノイズ測定
ノイズというと語弊があるかもしれないが、最近多いのはこの方式。この中でも直接の電磁ノイズを拾おうというのが行徳方式やくるぞーくん方式といわれるもの。また、個人レベルでそういう情報を測定して集めて表示するというTM式というのもある。直前に地殻内で崩壊する花崗岩層が放つ電磁ノイズを拾ってその強度等から地震発生域を割り出そうというもの。

行徳
http://www.asahi-net.or.jp/~xr2t-fksm/sizen/zisin/zisin_main.html

行徳は台形のノイズは人工のいずであるといっているが、実際のところ最近その台形ノイズが現れることがなくなってしまった。はたしてこれが何を意味しているかわからない。ただ、ここでは「フカヒレ」といって、丁度フカのヒレのような1/4円のような形の波形が捉えられると前兆という事が多いらしい。行徳の地震ノイズ測定は行徳高校の1箇所で行われているものであり、ある程度方向を検知できるらしいが、だからといってその方向に震源があるとは限らない。こういうのがもっと網の目のようにあると違うのかもしれませんけどね。


くるぞーくん
http://www.interq.or.jp/japan/jishinlb/

くるぞーくんは会員制なので、会費を払う必要があるが、日本全国に30箇所程の観測点を持ち、細やかに予測が出来る。しかし、この解析はなかなか難しい。くるぞーくんの仕組みは逆ラジオといって、ラジオ電波のある波長の放送局の電波を広い、逆相の信号で消すと残った信号がノイズ成分だということで、それを測定しているもの。ただし、そのノイズは地域によって大きさも出方も違うもので、例えば地震の揺れの強さや検知時間から震源を割り出すような感じには震源を求めたりすることが出来るわけではない。はっきり言って私にはどうやって予測しているのかよくわからない。まぁ、行徳の拡大版という感じに、例えば千葉市川あたりの測定点でノイズを検知したので、1週間以内に千葉沖か北西部あたりで地震が、という程度のものになってしまう。それでも、宏観異常現象のように基準が無いわけではなく、とりあえず根拠となるノイズやその強さがあるので、だいぶ科学的に考える余地はあるものだが。


TM式
http://tsh.dip.jp/quake/

TM式は個人にある程度簡単な測定ソフトを配布してラジオに乗っているAMラジオにのるノイズを測定して、作成者のサイトにUPすることで、広範囲のノイズ情報を集約しようというシステム。まだサンプルポイントになる人も多くないのと、その家の条件や高さ等不明な要素があるため、果たしてそれぞれが同じ条件で集められたものというわけでもなく、サンプリングしている周波数も人によって違っているという状況がどこまで意味があるものか良くわからない。

とはいえ、民間で電磁波を使った地震予測するという観点では非常にチャレンジングなところです。


ノイズ測定法というとこんなところですが、電磁波の反射を使う方法もあるのです。電磁者の反射といえば流星観測の一方法として、遠方の、普段はキャッチすることの無い放送局の電波を流星が反射することで流星が通過したことを知る方法として以前から使われていた方法を転用したものです。これは、そうして天体観測をしていた八ヶ岳南麓天文台の串田さんの方法が有名で、いつぞやTVに紹介されて結構有名になりました。

http://epio.jpinfo.ne.jp/

ただし、現在このホームページは閉鎖されています。実際に相当いたずら電話やら、文句の電話やらといったものが入ったらしく、串田氏は嫌気がさしてしまったらしい。その後も計測と予測は続いているが、今では全く一般公開はされていない。

私は投資のつもりで串田氏の研究にもくるぞーくんの研究にもお金を払っているが、ここ2年程度の間はあまり良い成果が上がっていない。不思議なのは、M5以下の小さい地震はほぼ正確に当たっているが、大きな地震(実際のところ大きなものは中越・九州以来起きていないが)は全て外れている。というか、まだ経過点ということになっている。(予断だがくるぞーくんにせよ、イオンにせよみなそうだ。最近ここ2年ぐらいは全くといっていいほど大型地震予知が成功しないのは全体に言える傾向である。)

この予測方法は本人も地震学会などに出て何度も説明しており、かなり追実験がされている。面白いのは遠方の放送局を使うため、一点から複数の日本のどこで発生するかを予測できることである。ただし一般の放送局に依存する以上どうしても、場所に限界があり、例えば宮城沖などよく発生する場所であるが検知対象外になってしまう。

電磁波測定は色々な意味で興味深い。そもそも動物が騒ぐのも、地震雲といわれる現象が起きるのも全て電磁波のせいであるという説がある。地震雲については、ドスペか何かで実験していたが、電圧によってはいわゆる竜巻雲とか筋雲という地震雲っぽいものが出来るという説もあるようである。
したがって電磁波を測定するのは色々な意味で成果に繋がりやすいのではないかと思う。

地震雲といえば何でもかんでも地震と結びつける人がいるが、実際に地震雲と呼ばれるのは
いわゆる竜巻雲と筋条の雲の2種類と思っておいたほうが良い。どっかの写真をもって来ようと思ったが著作権にひかかるらしいのでやめとく。筋雲で有名なのはこの写真。

http://www.e-pisco.jp/r_koukan/kumo.gif

一般に筋雲で1本出ているのは2週間ぐらい前、たくさん平行して出ているのは1週間ぐらい前だそうです。また、筋雲の場合、筋の指している方向に震源があるということが多いようです。
また、竜巻雲は垂直に立ち上がる珍しい雲で、この雲が立ち上がっている足元に震源があり、大体地震発生の1~3日前程度に発生することが多いとか。これぐらいを参考に見てみてください。


さて、話を戻して、今度はイオン測定の話題に。阪神淡路の際にラドンを中心とするイオン値の急激な直前上昇があってから、それを捕らえようとしているのが、e-pisco。大体強烈な大イオンが1万個以上出た場合に1週間程度で地震が発生するといいます。
http://www.e-pisco.jp/r_ion/data/kanagawa_atsugi.html

例えばこれは神奈川厚木のイオン測定情報。イオンは空気の流れに乗って移動する為、地震発生が予測される場所の近くにイオンが大量発生する可能性が高いようです。ただ、有効距離は測定点から半径300Km以内といわれているのだが、例のジャワ島の地震の際にもイオン上昇を捕らえていたらしく、どのようにこういったイオンが現れるのか、実は全く謎というのが現状です。

さて、その他といえば・・・
色々あります。植物の生体電位を測っている人、(植物生体電位といえば、これで植物と会話が出来るという研究をしていた人もいました。)さざなみ雲を人工衛星写真から捉えて予測する人、全く意味不明なアキラメソッド。これなんか項目にあげてる項目からして怪しげ。嵐の前の静寂現象、ここはホームページとしては非常に秀逸だが、「大きな地震がどこかで起きる」ということしかわからない。後はナマズの観測ページが多々。中越地震を予測していたといわれるロシアの大学のページってのもあります。
http://quake_vnb.rshu.ru/pics/eq_1.gif
このページなんかは毎日どこかで地震が起きることになっていて、関東もここ3ヶ月ぐらいの間に何度もM7クラスの予告がありましたが全く起きていません。中越は偶然だったのではないかと思ってしまう。
後はダレが何のために研究しているのかも良くわからないTKP地震予測研究部。
http://www.i-tkp.com/

ロシアサイトは高気圧の間を台風が抜けた後に大きい地震が発生しやすいと行っています。TKPとかではどうやら太陽風等も条件に入れているようです。太陽風や気圧がどのように地震に関係するのか、プレート型の地震に対して気圧程度でどの程度の影響があるのかわかりませんが、面白い成果が出る可能性はあります。(本日時点でTKPは関東が11・3ぐらいまでの間の重点観測地域になっている。)

色々な考え方はあり、他にもまだまだありますが、私が日常チェックしているサイトをご紹介してみました。ともかくも、受けて側の判断が重要で、ここに出てくる情報を一つ一つうのみにしてはやってられません。ただし、地震が本格的に発生する前に前兆現象などが起きるのは事実のようで、色々と出てくる話題を見ながら注意をしておくにこしたことはないでしょう。

http://www.eleshow.com/namazu/zenchou.html

http://www.kajima.co.jp/news/digest/sep_2003/tokushu/toku02.htm

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2006年10月30日 23:59に投稿されたエントリーのページです。

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